[巻頭の言葉] 日本を美しくする会相談役 鍵山秀三郎
良心に逆らう者は覇気を失う より
穏やかで安定した国に住めることのありがたさ
民主主義を標榜するアメリカで選ばれた大統領が原因となって、国家を二分するかのようなデモが発生しました。それがアメリカばかりでなく、デンマーク、フランス、ドイツといった他国にまで飛び火しています。
そのデモは、自分たちの意見を主張するだけに止まらず、店舗を壊し、器物を破損するなど、もはや騒動というよりは、騒乱というレベルにまで発展してきています。
こうした大騒乱は、隣国の中国、韓国ではこれまでしばしば繰り返されてきたことですので驚くには当たりませんが、アメリカでこれほどの騒乱が起こることは稀です。ごく一部の地域の、限られた階層の人たちの間でたまに起こることはあっても、今回ほど広域かつ多層の人たちによる騒乱は、これまでになかったことだと思います。
いまも世界の各地では、様々な事件によって甚大な被害を受けたり、母国に住むこともできず、生きていくことさえ否定されている人たちが多数います。そういう人たちを見るにつけ、穏やかで安定した国に住める私たち日本人がいかに恵まれているかを実感させられます。
もし私が中国や韓国の国民であれば、周りの荒んだ空気に突き動かされて、自分の願望を絶叫し、荒々しい行動を取っていたかもしれません。隣国を妬み、わけもなく誹謗することのみによって留飲を下げるような、浅ましくて賤しい人間にならなかったことは幸せだと言えましょう。
ホント、日本に生まれたことで、オイラも浅ましくて賤しい人間にならずに感謝。
相手を貶すばかりでは何も生まれない
しかし、他者を誹謗し、何の生産性もないことを繰り返している人は、日本にも存在しています。
国会において、国民の過半数の人たちが支持している安倍首相の提案を否定し、意味もなく空論を繰り広げて時間の浪費をし続けている野党の行為は、隣国が日本に対してやっていることとほとんど変わりなく、その様子をテレビで見る度に苦々しい思いがこみ上げてきます。
現政権が議論を尽くした上で採決したことを、「強行採決」と叫ぶ姿は「強行阻止」そのものでしかありません。野党の質問の内容に至っては、個人の身の上相談や、「お子様電話相談室」のほうが程度が高いと思われるものばかりで落胆させられます。坂本龍馬は「よき回答を得たければよき質問をせよ」と言っています。
誰一人として当事者能力を備えた人がいないまま、三年三カ月もの間国政を壟断した結果、日本の民度と国力は歴史上かってないほど低下し、国際的な信用を失墜してしまったことを、私は忘れることができないでいます。このような政党に政権を委ねたことを、悔やんでいる人はいまも少なくないと思います。
国会という神聖な場で、相手を誹謗することによって自らの存在を誇示して正当化し、維持していこうとする姿は、日本を貶すことによって自国民の目を自分たちの無能からそらし、政権を維持しようとする隣国の姿によく似ています。
野にある政党といえども、議員として多額の国費を受けている限りは、国家の役に立つ活動をしてもらいたいものです。役に立てないのであれば、少なくとも邪魔にはならないであってもらいたいものです。そして、もし現政権に国民が不信任を突きつけた時に、いつでも自信を持って堂々と受けて立てるような野党であってほしいものです。
そのためには、代案もないのに何もかも反対しるのではなく、大方の国民が望み、国家のために必要と認められる法案にはいち早く賛成可決して、国会の運営を円滑にすべきだと思います。相手を誹謗し、貶すことによってのみ自分の存在感を示し、それで事足れりとするのは、政治の世界だけであり一般の常識では通用しないことを知るべきでしょう。
メーカーが確固たる根拠をもって自社製品の優位性を主張することは許されますが、自信のある製品すら持たずに、あるいは無価値なものしか持っていない会社が他社製品を貶せば、その会社と製品の信用と品位は失われることになります。
かっては高い志と理想を掲げて活動していたにもかかわらず、いまの野党に身を置いているうちに輝きを失ってしまった議員が何人もいます。志の低い組織の中で良心をねじ曲げ、抑え続けているうちに、自分を見失ってしまったのでしょう。人は良心に逆らうことをしていると、次第に覇気を失ってしまうものなのです。
もし、少しでも良心が残っているのであれば、一度野に下り、外からいまの政治を少しでも変えていこうとするくらいの気概を見せてほしいものです。日本がよりよい未来を切り開いていくためにも、それを支える人々の意識の変革を願わずにはおれません。
是非野党の議員には読んでもらいたいねw
良心が残っているのが民進党から離党しているのかな?そうとも限らんみたいだけどね(爆)
すぐに結果を求めない生き方 ほんとうの幸せは目に見えない
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