ガソリン暫定税復活・租特法が再可決、店頭価格160円前後(NIKKEI NET)
ガソリン税の暫定税率を元に戻す改正租税特別措置法などが30日午後の衆院本会議で、与党など出席議員の3分の2以上の賛成多数で再可決、成立した。5月1日出荷分から1リットル当たり約25円の暫定税率が1カ月ぶりに復活。1リットル130円前後のガソリン価格(レギュラー)は原油価格の上昇分を含め、160円前後に上がる見通しだ。福田康夫首相は30日夜に記者会見し理解を求める一方、後期高齢者医療制度の問題点を6月までに点検して財源を含む対策を講じる考えを表明した。
昨日のうちにガソリン満タンにしました。4月は2回給油したんで、30円騰がるとして2,500円ぐらいの節約ができたと思います。これで焼鳥屋1件はOK(笑)冗談は別にして普通に夕食代とするなら、独り者の私は1週間分の食材代にあたるでしょう。政治をしている人たちは、スーパーなんかには行かないだろうから気持ちが国民と乖離してます。
暫定=正式な決定がなされるまで、仮の措置として、とりあえず定めること。
恒久=ある状態が永く変わらないこと。(大辞泉より)
皆さんは忘れてますか?小渕首相が定率減税を導入したこと。定率減税は家計の税負担を軽減する目的でした。これが1999年に
恒久的減税として導入されたわけです。しかし、昨年にはなくなりました。わずか8年。翻って道路特定財源の暫定税率は、道路整備五ヵ年計画の財源不足に対応するために、1974年度から2年間の「
暫定措置」として実施されたわけです。そしてさらに10年延長だと。政治をしている人たちは日本語までも愚弄してますか?暫定が34年続きさらに10年延長。恒久がたったの8年。正確には段階的に減税率が減ったんで7年とカウントしてもいいかも。その間に政治屋も官僚も道路関係業者もいい思いをしてきたんでしょうね。それが忘れられずにいるわけですか。
道路族のドン、古賀誠選対委員長が再可決後、「必要な道路はきちっとやる。地方自治体に迷惑をかけない。これが一般財源化の基本的な考えだ」と一般財源化の骨抜きに自信を見せれば、自民党中堅・若手議員の間からは「一般化の小骨ひとつ抜かせない」との声が挙がった。(ZAKZAK)
3年前、小泉劇場の郵政解散選挙で得た衆議院2/3の議席。道路特定財源を一般財源にすると言いながら、結果手を付けられず、その2/3が今回道路族に利用されるなんて思ってもいなかったでしょうね。
前にも何かの時に書いたが、民主党はなぜ衆議院本会議に欠席するんだろう。本会議に出席して意思表示をするのが仕事のはずだ。議長室前でパフォーマンスをさせるために税金は払われていない。
それと最後に、2兆6千億の財源が足りないなら、国会議員・地方議員の数を半分に減らせばそのくらいの予算は出てこないか?
ガソリン値上げ再可決 暫定税率1カ月で復活…ガソリン160円突破へ(痛いニュース)