【平成30年史 政界再編・インタビュー】鳩山由紀夫元首相、25年前の政権交代「小沢さんと一緒は懸念あった」
--平成5年に自民党を離党し、新党さきがけを結党。新生党などと細川護煕(もりひろ)内閣で政権交代した「すぐ政権が来るなんて誰も思っていなかったんですよ。ひそかに...
「すぐ政権が来るなんて誰も思っていなかったんですよ。ひそかに10人くらいが決死隊のように飛び出そうというだけの話で。宮沢喜一政権がいよいよ倒れることになっても、細川さんにも、4~5年は待って態勢を整えないと、いきなり政権を取ってもあっという間に崩されると申し上げていたんですね。武村正義さん(さきがけ代表)なんかも最初は同じ考えでした」
自由民主党を飛び出して、即政権与党に。短かったとはいえ、この時の経験が首相になって活かされなかった。
【平成30年史 政界再編・インタビュー】鳩山由紀夫元首相、25年前の政権交代「小沢さんと一緒は懸念あった」
--細川政権では官房副長官として官邸入りした。正副長官をさきがけ出身が占めた「ええ。組閣当日朝、東京・田園調布の自宅でいきなり連絡を受けました。その通りにすると...
--政治改革の柱として小選挙区制を導入した
「さきがけには必ずしも賛成でない人もいたと思います。細川さんも違いました。私は比例代表を組み合わせるのは邪道で、単純小選挙区制にすべきだと考えていました。その意味では小沢さんと考えが近かったと思います。政権を取るまでは各党が厳しく戦い、ぎりぎりでも勝てば4年間は政権を担う。国民にとって背信的な政権であれば次は別の政権に交代する。そういう政治システムになるのが単純小選挙区制ではないかと主張していたんです」
押し切ればよかったのに。比例代表を組み合わせたばかりに、比例で当選しておきながら離党とかね、馬鹿なやつが当選し、自らの保身しか考えない議員が増えた。
「しかし、選挙制度を変えなければ民主党政権もできなかったはず。民主党政権ができなかったほうがよかったという人に言わせれば、これもマイナスでしょうけど」
よくおわかりで。
【平成30年史 政界再編・インタビュー】鳩山由紀夫元首相、25年前の政権交代「小沢さんと一緒は懸念あった」
--「排除の論理」で旧民主党を作った。小池百合子東京都知事が同じ排除発言で人気を下げたのはなぜだと思うか「排除発言がおかしいというより、小池さんが民進党と合流し...
--現在は野党だけの再編が続いている
「もう、どことどこが合体してみたいなことには国民の皆さんは関心を示さない。立憲民主党に期待を寄せる人の気持ちはそれなりに理解できます。野党勢力がもう一度力を持つために立民が軸になって動くのは具体的な方法でしょうから。でも、そうだとしたら、立民は日本の未来はこうあるべきだということをきちっと議論して、国民の皆さんに分かりやすく示す義務があると思います」
立憲民主党に苦言。でもね、基である民主党時代に議論できる人を育てなかったのが悪いよね。結局、党を選挙互助会にした罪だね。
「共産党の主義・主張は分かるけど、それ以外の政党からはどんな日本を作りたいのかというメッセージが見えてこない。安倍晋三政権のこれがいかん、あれがいかんと否定するのは簡単ですよ」
よくみてるやん。
由紀夫ちゃんメッセージは、「日本は日本人だけのものではない」とか言って、日本という国体を否定してたけどね。
小説 政界再編〈2〉小沢VS.武村 (徳間文庫)
0 件のコメント:
コメントを投稿