政府の行政刷新会議(内閣府所管)が11月に実施した「提言型政策仕分け」の社会保障分野で、事務局側が、問題提起の例文を複数挙げた「アンチョコ案」、「取りまとめの方向性」などをまとめた虎の巻的な資料を作成し、仕分け人にそれに沿う発言を促していたことが関係者への取材で分かった。資料は内閣府の職員が財務省の官僚らの意見を踏まえて作成。社会保障費抑制を図る財務省の意向と重なる記述が目立ち、提言の大半がその方向でまとまった。
「アンチョコ」「虎の巻」なんて言葉を久しぶりに目にしたバイ。
民主党 政治主導は どこへやら
仕分けについて刷新会議事務局長の加藤秀樹・構想日本代表は「常に『ぶっつけ本番』」とPR。丁々発止の議論を政治家がリードする格好になっているが、実際は官僚を中心に議論の方向性までお膳立てし、政治主導を演出していた。同会議によると、別の分野でも財務官僚らと協議して同種の資料を作成し、仕分け人に「アドバイス」した可能性もあるという。
演出家:財務官僚
関係者によると、この資料を使った事前勉強会が、仕分け人を招いて複数回開かれた。本番数日前の最終会合には財務省の主計官らも参加。事務局側が「こういう形でご発言いただければ」「議論の落としどころは、このような形を考えている」などと述べたという。
発言の強制はなかったというが、仕分け人の一人は「完全に台本だと思った」と話す。別の仕分け人は「官僚が振り付けをして議論したかのように取り繕うことに疑問を感じた」と証言した。
疑問を感じたならちゃぶ台返しで「やってられるか!」ぐらい言えよ。
前回の仕分けの打ち合わせ?
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