実話時代2013年6月号に、故津村和磨氏が国旗・国歌について語ったものが掲載されていた。
続きをP56~P57から引用。
(実話時代2013年6月号P59) |
日本がこないおかしな国になったのは、もちろん戦争に負けてアメリカ軍に占領されたことが原因や。占領政策で民族意識を骨抜きにしされて、独立は許されたものの気がついてみたら愛国心いう言葉が死語になっとったいうことやろ。
早い話が占領時代には日の丸も君が代もダメで、揚げたくても揚げられん、歌いたくても歌えんかった。
そもそも国がないんやから国旗も国歌もあらへんのや。で、やっと独立して、大相撲の千秋楽で君が代を歌えるようになったときには、おとなはみな万感胸に迫るものがあって涙したが、子供らは初めて耳にする歌やったから、「なんやこれ、相撲の歌か?」言うたそうや。今はその子供らが中心世代になってるわけやから、君が代が軽んじられるのも当然といえば当然なんやろな。
しかしこないなことになったのは、アメリカの占領政策のせいだけやない、日教組の責任もある。悲惨な戦争を繰り返さんためには平和教育が大事やいう考えはもっともや。けどな、それと愛国心は別のことやで。
日本は間違うてた、わるい国やったいうことばかり子供らに吹き込んで、とどのつまりは共産主義は正しいと教えてきたんや。戦後教育を受けて育った世代に愛国心が育つわけがない。自分の国をきらいにさせるのが平和教育か?そないなもんは平和でもなんでもない、亡国教育やないか。
まあ、そのほかに、戦争を体験した世代の日本人に複雑な思いがあって、君が代を歌い日の丸を眺めるにも抵抗を感じてきたということはあるかもしれん。しかし、戦後も半世紀以上経ったんやで。そのあいだに経済大国と言われるまでに復興を遂げて、世代も代わったんや。ええ加減に国家の主体性いうことを正面から受け止めてもバチは当たらんやろ。
わしはべつに国粋主義を唱えてるわけやない。あたりまえのことを言うてんのや。
ドイツを見てみい。日本と同じに戦争に負けておまけに国を二つに割られて難儀しとったが、やっぱり一つの国になりたい一念でとうとうベルリンの壁を突き崩して合併を成し遂げた。国旗も国歌も一つになってもちろん軍隊も持って、べつにアメリカやフランスにペコペコしてるようにも見えへん。それでいて昔のナチズムはきちんと否定して未だに追及の手を緩めておらんぐらいやから、周囲の国々からとやかく言われることもない。同じ敗戦国でもちゃんとスジを通して民族の主体性を回復してるやないか。日本とはえらい違いや。
愛国心いうのは国粋思想や軍国主義とはなんの関係もない。文字通りただ国を愛する心ということや。スイスは永世中立国で平和な国やが、ちゃんと軍隊も持って、国を守ろうとする国民の士気と結束は非常に高いそうや。それはそうやろ。愛国心がなかったら平和も守れん。他の国の軍国主義に利用されて、そのうち関係ない戦争に巻き込まれて痛い目みるのがオチとちゃうか?
だいたい自分の国を愛さんでどこの国を愛するんや?他にどこか愛する国があるんやったら日本におることない、とっととその国へ行ったらええんと違うか。
そんなふうやからどこぞの隣国にも完全にナメられて、領海を侵犯さえれたり、やりたい放題やられてしまうんや。
はじめに読んだ際にも思たが、改めてキーボードをたたいていると、今のネット上で言われていることそのまま。
後2回に分けて引用させてもらいます。
歴史の真実から甦える日本
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