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2013年11月10日日曜日

【朝日新聞社】お家芸の虚報や捏造

歴史通2012年7月号『大陸に沈む「朝日」「朱」に染まる「主筆」の愚挙!』
佐々淳行元内閣安全保障室長と本郷美則時事評論家の対談P138より。

朝日新聞社

佐々 朝日は何年かおきに虚報や捏造をしていますね。歴史に残る虚報としては、何と言っても昭和二十五(一九五〇)年九月の「伊藤律単独会見」。地下に潜伏中の伊藤律が朝日の記者と単独会見をしたという架空記事は酷かったですね。縮刷版はいまだにその部分、真っ白です。
平成元(一九八九)年四月二十日付夕刊の西表島サンゴ礁にKYと彫って自作自演の捏造記事を仕立て上げたのもお粗末でした。最初は朝日の広報担当常務が、「すでにあったKYの字の上をなぞっただけ」などと言い訳をして逃れようとしましたが、地元ダイバーの執念の調査で、ひと月後に「落書き、ねつ造でした 深くおわびします」の囲み記事が出ます。半世紀前の大朝日の姿は今いずこ、です。

本郷 今年に入っても四月九日付夕刊(東京)で四国電力橘湾火力発電所の定期点検についても「大虚報」をやらかしている。火力発電所側は、法令通り点検していると答えているのに、「自主点検を一年間怠っている」と指摘する記事を書きつのったんです。実際は、きちんと安全点検をしていたそうで、三日後の夕刊で「記事・見出しとも全面削除」とお詫びした。今後、縮刷版ではどうするのか注目しているところです。
それにしてもジャーナリストの風上にも置けないのが本田勝一記者です。一九七一(昭和四十六)年、彼は「中国の旅」を連載しますが、何の裏取りもしていない杜撰なものでした。これが今日に至るも日中関係に影を落とす禍根になっています。媚中派・広岡社長の意にかなったものだったのでしょうが、これでは朝日は中国共産党の広報紙と言われても仕方ありませんよ。
僕が整理部デスクをしていたある日のことです。外国通信社の「中印国境に両国部隊が結集」という記事を一面トップにしたところ、編集局次長が飛んできて「そんなに大きな扱いにして、大丈夫か?」と言うのです。案の定、すぐに中印の軍事衝突が始まりましたが、その時の次長の言葉がふるってるんですよ。
「社会主義国同士が戦争をするのかい」って(爆笑)
欧州では冷戦構造は崩壊したかもしれませんが、アジアにおいてはまだ続いています。中国も北朝鮮も一党独裁の全体主義国で、ロシアも帝国主義時代に逆戻りの気配です。その現実を朝日は直視しようとしません。だから北方領土も竹島・尖閣も、朝日では国家観や国益・主権意識が脱落した無国籍な記事・論説ばかりです。

佐々 民主党政権と朝日はよく似ていますね。国会答弁を聞いていても、野田佳彦首相や平岡秀夫法相は「竹島が不法占拠されている」とは口が裂けても言えない感じです。尖閣についても「領土問題は存在しない」の一点張りでしょう。「国家と国民の命と財産を守る」のが、政府の最低限の努めであるにもかかわらず。これは朝日の姿勢と酷似している。たとえ国益を損ねても、領土を失っても、周辺諸国との摩擦を起こさない方を優先させる-今回の尖閣買収を非難する若宮主筆の主張を一言で言えば「中国を刺激するな」です。彼には、国家観も世界観もナショナリズムも何もない。鳩山由紀夫みたいに「地球市民」にあこがれる典型的なタイプですね。そして左翼がずるいのは、「われわれは」と複数型にして責任を曖昧にして逃げることです。もっと「一人称・単数・現在で物を言え」と言いたい。

本郷 賛成です。論説も署名付きで書くべきで、「社説」と「主筆」も要らない時代です。若宮氏の父親は朝日にいて、後年、鳩山一郎の秘書官をつとめた若宮小太郎です。そのせいか親ロシア。ともかく、今日の政治家にも言論人にも責任を取る覚悟が見られない。今後、中国はもっともっと海洋進出してくるでしょう。いったい、朝日はどうするつもりか。まさか中国の言う「核心的利益」を共有しているわけじゃないだろうけど。朝日と一緒に流浪の民になることだけは、ご免こうむりたい。

3ヶ月ほど間が空いたが、「歴史通2012年7月号」から2回にわたって引用した。引用しながら、思想を持つのは個人の勝手だが、変な思想を持つ人間が報道機関にいると、国を誤らせる重大な現行では罰のない犯罪に繋がるんだなと。

最後にあるようにホント流浪の民にはなりたくないわ。

文中に出てくる本田勝一著「中国の旅」のAmazonカスタマーレビューをみたら、評価の高いのも低いのも言っていることは同じw


【朝日新聞社】朝日史上初の社長と主筆を兼務し全権力を掌握した広岡知男氏 | すきま風




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