暫定税率廃止を見込んで、青森県のガソリンスタンドではすでに値下げ販売している店が出ていると、混乱の予兆のように報道しているが、一般的に売り上げから仕入れを引いた利益は7円ぐらいだと思うんですよね。25円引いて販売すれば18円の赤字。それも25円は税金だから薄利多売ってなわけにはいかないわけで、経営者の考えが理解できませんな。
それと、平成5年12月に暫定税率が上乗せされたときは、12月1日からきっちりと乗せられたと記憶しています。政府やメーカーが「揮発油税は蔵出し税だから4月の中旬ぐらいにならないと下がらない」と言った話もおかしなもんで、上げるときにきっちりと1日から出来るものが、下げる際には精油所から出荷されたものがなくならないと下げられないのは理屈にあいません。国民が混乱しないように1日からきっちりと下げるべきだろうと思います。このあたりは、マスゴミもしっかりと調べて政府から垂れ流された情報をそのまま記事にしないで、報道するべきじゃないかい?国土交通省が得意のWikiで調べてもわかることばい。 さて、フフフッの福田首相の記者会見の要旨はオフイス・マツナガさんがまとめてあるので転載。
1、地方財政や国民生活の混乱を回避するため、平成20年度歳入法案の年度内成立さらに民主党小沢3原則
2、道路関連公益法人や道路整備特別会計関連支出の徹底的な無駄の排除
3、道路特定財源制度は今年の税制抜本改正時に廃止し、21年度から一般財源化
4、暫定税率分も含めた税率は、環境問題への国際的な取り組み、地方の道路整備の必要性、国・地方の厳しい財政状況を踏まえて検討
5、道路の中期計画は5年として新たに策定
6、新たな整備計画は、20年度道路予算の執行にも厳格に反映。20年度予算における一般財源としての活用は、民主党から現実的な提案があれば協議に応じる
7、与野党協議会を設置し、一般財源として使途のあり方、道路整備計画などを協議・決定
(1)道路特定財源を2008年度から完全一般財源化し、多くを補助金と併せて地方に配分する民主党小沢3原則はわかりやすい。が、福田首相が道路特定財源を一般財源に言及しているところに目がいく。なぜか?自由民主党にはご存知のように古賀誠を筆頭に道路族がいるわけで、彼らに相談なくこの発表をしたことに興味をもつわけです。
(2)暫定税率の即時廃止
(3)官僚の天下りの完全廃止
ガソリン鳴動:多元中継 突然の首相会見 寝耳に水、自民大荒れ(毎日jp)
27日午後1時20分。自民党の伊吹文明幹事長や古賀誠選対委員長らが衆院本会議後、国会内の党総裁室で臨時役員会を開いた。議題は、暫定税率延長を含む租税特別措置法改正案を衆院で再可決する方針を、いつ公表するか。国会は完全に対決モードだった。
そこに突然「首相会見」を伝えるテレビのテロップが流れ、その場は騒然となった。間もなく首相から、谷垣禎一政調会長に会見内容を伝える電話が入った。電話を代わった伊吹氏は「そこまで踏み込む必要はない」と説得したが、首相は応じない。会見で発表する7項目のペーパーが届き、役員会は大荒れとなった。
「全額一般財源化」に踏み込んだ内容に、道路族の重鎮・古賀氏は「(会見は)総理個人の提案でしょ?」と不快感を隠さなかった。
実は首相は、19日に最初の修正案を提示後「もう少し印象の強いものにするには、どうしたらよいか」と谷垣氏に相談していた。谷垣氏は「全額一般財源化」を提案はしたものの、首相に受け入れられると思っていなかったようだ。
これで、道路族議員と国土交通省は財源を失うわけでつね。まぁただじゃ起きないでしょうけど、人権擁護法案などと引き換え交渉はするなよ!
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